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新しいユビキタス技術を創造する Communication Engineering Lab

大電力・高効率化が容易な平面型ディファレンシャルレクテナ

ディファレンシャルレクテナ

レクテナ(Rectenna)とは、電波を直流エネルギーに変換するディバイスで、アンテナと整流回路で構成される。レクテナ(Rectenna)は、整流(Rectifying)とアンテナ (antenna)の造語である。宇宙太陽光発電の地球側のRF-DC変換用のディバイスとして期待されている。

ディファレンシャルレクテナユニットの構造
ディファレンシャルレクテナユニットは、2つのアンテナ素子からRF信号を逆相で整流用のダイオードに印加する構成になっている。

構成図

ディファレンシャルレクテナユニットの特徴
  1. コンパクト構造(アンテナの給電回路と整流回路を一体構成)
  2. 高効率(2つのRF信号を逆相で合成することにより、2倍の電圧がダイオードに印加)
  3. 優れた拡張性1(DC出力が接地板間に出力されるために、複数のユニットのDC接続が簡単)
  4. 優れた拡張性2(構造が簡単なためにRF帯でのアレーも容易に可能)

動作の様子

通信工学研究室

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佐賀大学大学院工学系研究科
電気電子工学専攻